『精霊の守り人』 全26話(TVアニメ版) 第一話「女用心棒バルサ」・第二話「逃げる者 追う者」

渇きに染まりつつある大地に、一人の武人がいた。

原作・上橋菜穂子

キャラクターデザイン・麻生我等

作画監督・後藤隆幸

第一話「女用心棒バルサ」

「ヨゴは、いいねぇ。気持ちが穏やかになる。」

二年振りに、使い込んだ短槍の修理にヨゴに戻ってきたバルサ。

そこに、王族の一行が・・・

しかし、牛車が橋を通りかかると、牛が突然暴れだし、王子を乗せたまま、橋から転落し、川に落ちてしまう。

その、一部始終を目撃していたバルサは、川に飛び込んで王子を助け出す。

その夜、何者かの襲撃を受けるバルサ。

軽くあしらうと、「実は王子を救った短槍使いの武人に、頼みがある」と、二ノ宮に招かれる。

豪勢な部屋をあてがわれ、これまで見たこともない大きな布団で寝ているバルサ。

そこへ・・・

「異国の武人、目覚めておろう」

「起きております」

「今日は、よく王子を救ってくれた。心より感謝しております」

「金で雇われ、他人を守る一介の用心棒バルサ。実は頼み事がある。この子をミカドの刺客から守り通してくれまいか」

そう言うと、金銀財宝をバルサに見せ、我が子の命を守って欲しいと懇願する二ノ姫。

「何ゆえ、命を・・・」

王子には、得体の知れない憑き物が取りついており、それを知ったミカドが王子を亡き者にするよう裏で手を引いているという。

「ただで帰すわけにはいかない。バルサよ、今ここで殺されるか、頼みを聞くか、どちらかを選べ」

二ノ妃の護衛が、ジリジリとバルサに詰めよる。

とっさに身を翻し、逆に二ノ妃に短槍を突き付けるバルサ。

「では、まず宝を頂きましょう」

二ノ妃の護衛に、差し出した袋に財宝を入れるように要求する。

「私は、ある事情から8人の大切な人の命を奪ってしまった過去がある」

「その8人の魂をともらうべく、それと対等の命を救うまで用心棒稼業を続けているのです」

「王子を引き受けましょう」

「我が子は、そなたが救う何番目の命か?」

「8番目です」

「王子の寝間に火をかけろ。そして、私達を逃げ道まで案内するんだ」


第二話「逃げる者 追う者」

「今夜で、王子としてのあなたは死んだ。これからは、ただのチャグムとして生きるんだ」

「私は、一度引き受けた仕事は必ず全うする。絶対にあんたを死なせたりしない」

疲労と睡魔で寝ながら歩くチャグムをおぶって、橋の下で暮らす頼まれ屋のトーヤとサヤを訪ねるバルサ。

金を渡し、いくつかの買い物をトーヤとサヤに頼む。

その頃宮廷では、星読博士として星ノ宮一の英才シュガが聖導師を訪ねていた。

「聖導師様、帝はチャグム王子を亡き者にせよ、との命を下されたご様子。他に打つ手はなかったのでしょうか?」

しかし、聖導師は帝の許しを得て、追っ手を出すことを決めていた。

「水妖の魔物の命を絶つことが出来るのは、天のご加護を受けた帝しか有り得ない。チャグム王子を取り戻し、帝自らの手によって成敗するしかない。」とシュガに話し、闇の狩人にバルサ討伐を命じる。

派手に買い物をしているトーヤが、謎の男に目をつけられてしまった事をバルサに話すと、トーヤに金を渡し、すぐにこの家を引き払うように告げるバルサ。

「じゃ、達者でな」

当てもなく旅路に戻るバルサとチャグムに、遂に刺客の魔の手が迫る・・・

第一話・第二話 終

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