[第六章 荊州平定]
孔明「曹操を討ち損じたと申されるか!」
関羽「・・・そうではござらぬが・・・つい、取り逃がしました・・・」
孔明「さては昔、曹操より受けた恩を思うて、わざと曹操を見逃されたな」
関羽「今さら何の言葉もござりませぬ・・・」
孔明「黙れっ、私情をもって曹操を取り逃がしたその方の罪は許されん!皆の者この者を斬り捨ていっ!」
慌てて劉備が止めに入ります。
赤壁の大勝利後、逃げる曹操を追い詰めた劉備軍ですが、最後の最後で命乞いする曹操を助け、そのまま見逃してしまったのです。
しかし孔明は、義に厚い関羽が曹操を斬れぬことは、初めから分かっていました。
曹操に義理を返すことで、関羽の心の重荷を取り除こうとしたのです。
曹操は荊州と襄陽の城に守りの兵士を残し、都に落ち延びました。
劉備は曹操に奪われた城を取り返し、一刻も早く荊州の民を安んじるべく、荊州平定に向け動きます。
趙雲・関羽・張飛・関平・孔明
第六章のスタートメンバーはこの5人。
関平の代わりに周倉起用も、有り得ます。
荊州城で策士・陳矯、襄陽城では猛将・夏候惇を撃破し、城を奪還していく劉備軍。
新野では伊籍が配下に加わります。
更に、南岸の船着き場から船で夷陵へと進軍し、何城で曹仁と激突。
ここまでは、各個撃破で問題ありません。
それほど、苦戦はしないでしょう。
敗れた曹仁は樊城に退却し、体制の立て直しを図りますが、そこに現われたのは・・・
呂布:劉備、関羽、張飛の3人を同時に相手にするほどの武技を誇る。愛馬・赤兎馬にまたがり方天画戟を振り回す、破天荒の猛将。
「曹仁よ、樊城を空にするとは、迂闊だったな」
「ぬっうっ・・・生きていたか・・・呂布」
樊城を奪い取った呂布の前に、曹仁は為す術もなく敗れ去ります。
「この呂布に戦いを挑むとは、命知らずな奴らよ。あの世で後悔するがよい」
北上する劉備軍、樊城で呂布と対決しますが、圧倒的パワーに押し返され、一時撤退を余儀なくされます。
何城に戻り、対呂布に思案する孔明は、鳳統を訪ねます。
「猛将、呂布。今の劉備軍で倒すのは難しかろう」
孔明は鳳統から戦闘中に使うようにと、『錦の袋』を譲り受けます。
孔明は『錦の袋』の中身を読んだ・・・
再び呂布軍(呂布・李傕・郭汜・張済・李粛)と対決。
鳳統の策とは、関羽を偽って退却させ呂布をおびき出し、その隙に樊城を落として、戻ってくる呂布を返り討ちにする、というもの。
「この呂布を甘く見るな!」
しかし、それでも十分呂布は強敵です。
何とか、火計を絡めた集中放火を浴びせ、呂布撃退に成功。
「さすがだな、劉備軍。いずれまた会おうぞ!」
呂布は退却しました。
次は、東の洞窟を抜けて、馬良の庵を訪れます。
馬良と親しい伊籍がパーティに居ると、荊州南部の四郡の攻略順序(零陵→桂陽→武陵→長沙)について、馬良のアドバイスが聞けます。
<零陵>
第一陣:刑道栄
攻城戦:劉度
敵兵士数は多いが、各個撃破でいけます。
この後も、刑道栄は度々野戦で登場してきます。
<桂陽>
攻城戦:鮑龍
鮑龍を撃退し城内に入ると、なんと城主の趙範が出迎えてくれました。
「先ほどは、我が家臣がとんだ失礼を。どうかお許し下さい」
趙範の誘いで、孔明は宮殿の中へと招かれます。
「陳応、鮑龍、今だ孔明を始末せい!」
しかしこれは、趙範が仕組んだ罠でした。
「孔明殿、助太刀いたす」
絶体絶命の孔明の前に現われたのは、またしてもあの男でした。
呂布は瞬く間に趙範、鮑龍、陳応を斬り伏せます。
「軍師、ご無事ですか?」
急いで駆けつけた張飛を前にして、呂布は驚きの提案をします。
「他意はござらん。劉備軍の力に感服し、麾下に加えていただこうと、馳せ参じた次第です」
その後は、呂布が桂陽城の主となって、劉備軍の背後を守るという展開になります。
<武陵>
跳ね橋が下りておらず、城内には入れません。
西の岬で悩んでいる城主の鞏志に話しかけると、劉備軍に降伏して城を明け渡す決断をします。
攻城戦:金旋
金旋を負かすと、城内へと逃げ込もうとします。
矢は一直線に金旋を貫いた。
しかし、劉備に寝返った鞏志に討たれ、武陵城の奪取に成功です。
この城の武器屋で、必ず装備を新調しておきましょう。
<長沙>
第六章最大の山場。
黄忠と魏延が立ち塞がる長沙攻略です。
まずは、城門で待ち構える黄忠と、関羽との一騎打ちのイベントになりますが、すぐに終了します。
更に、城内に突進すると韓玄軍(韓玄・黄忠・魏延・韓浩・楊齢)との戦闘になります。
黄忠:蜀の五虎将軍の一人で、知勇兼備の老将軍。抜群の弓術の腕前を持ち、定軍山の戦いでは夏侯淵を討ち取った。
魏延:劉備の侵攻に呼応して、韓玄を裏切り劉備に付くも、その後も次々と問題をおこし、最期は馬岱に討たれた。
厳しい戦いになりますが、炎熱の計と会心丹併用でなんとかなります。
勝利後に、魏延が仲間に加わります。
が、黄忠は韓玄の愛した弓を手に入れて葬儀を終わらせるまではと、配下入りを断ります。
西の洞窟で『養由の弓』を手に入れて、黄忠に渡せばようやく仲間になります。
黄忠(武220・知175・早150・山)
魏延(武240・知90・早130・山)
南荊州四郡、全ての城を手に入れたら、馬良の庵を再度訪れます。
そこへ急使が現れ・・・
「桂陽の守護を任されていた呂布が我々を裏切り、兵を集めて戦に備えているようです」
との報告が入ります。
馬良「趙雲殿、事は急を要します。まずは桂陽へ向かい呂布を倒してくるべきです」
<桂陽>
「趙雲よ、俺はやっぱり自分で天下を取ることにしたよ」
「まずは貴様らを倒し、荊州を取る」
攻城戦:呂布・張済
勝利すると、北の零陵城へ逃げていきます。
<零陵>
城外にて:呂布・刑道栄・劉延・楊齢
「もう、追いついたか・・・しかし、今度は負けん」
「くっ、くそう・・・零陵城へ退けー」
攻城戦:呂布・李傕・郭汜・張済・李粛
「趙雲よ、わしは天下に号令を下すという夢を捨てきれぬ。それを阻もうとする貴様らを、今度こそ倒して見せる」
いよいよ第六章も大詰め。
魚鱗の陣(敵の策略成功率が半減。攻撃力、守備力ともに上昇し、両翼の武将の攻撃力が低下し、策略成功率が上がる)を敷き、呂布との最終決戦です。
「天下を取るという夢が、貴様らごときに敗られるとは・・・グワッ」
そして呂布は裏切りの中にその幕を閉じた・・・
呂布を倒し、荊州を平定した劉備軍、馬良達も向かっている新野の城へこちらも戻ることに。
立派に改築された新野城では、使命を終えた陣登が仲間に加わります。
ここで、宮殿内で待っている馬良達を訪ねる前に、役所でセーブしておきましょう。
宮殿で馬良(武45・知235・早90)と馬謖(武170・知210・早110・山)が仲間に加わります。
馬良:馬謖の兄で眉が白く、馬氏五兄弟で最も優秀だったという。
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