スクウェアのトム・ソーヤ

【スクウェアのトム・ソーヤ】

内容までは知らなくても「トム・ソーヤの冒険」という小説を知らない人はまずいないでしょう。

登場人物も主人公はトム・ソーヤ、その友人のハックルベリーあたりの名前なら聞いたこともあるでしょう。

日本ではTVアニメや映画にもなりましたね。

そうした世界的な名作にチャレンジしたのが「スクウェアのトム・ソーヤ」なのです。

ストーリーは完全オリジナルなのですが、舞台や登場人物などは原作を再現しています。

物語は古き良きアメリカ中部のミシシッピ川を臨む街に暮らしているトムが、ある場所の風景を夢でみることから始まります。

のちのちイベントを進めるにつれ段々とその意味がわかってきます。

原作では、幽霊屋敷とそこにある財宝の話がでてきますが、ゲームではそれが海賊の宝という扱いにアレンジしてあります。

トムが夢で見たのは、その秘宝が隠されている幽霊屋敷を含んだ街並みでした。

ゲームは、トムが自分の家に仕えている黒人のジムのお手伝いで手紙を届けたりと、色々なイベントをこなしながら進んでいき、最終的には夢でみた財宝の隠し場所がわかる仕組みになっています。

こうして書くと簡単なゲームと、思われるかもしれませんが、そこは天下のスクウェアです。

戦闘の難易度は結構高く、雑魚といっても油断しているとたちまち全滅してしまいます。

戦闘は4人までのパーティー制で、基本は物理攻撃の「たたかう」、必殺技を使う「ひっさつ」、持っているアイテムを使う「アイテム」、キャラクターごとに用意されている「スペシャルコマンド」の4つの戦闘方法があります。

「トム」本編の主人公で、悪戯や問題を次々とおこすが持ち前の行動力で冒険を進めていきます。

「ジム」トムの家で働いている黒人の少年。戦闘ではスピードに優れていて先制攻撃をしてくれます。

「ハック」トムの親友で、戦闘でもトムに次いで頼りになります。

「エミー」トムの幼馴染の女の子。戦闘能力はやや低め。

「ジョニー」ゲームでは何故か頭にバケツをかぶって登場します。特別に防御力が高い、というわけではありません。

「インディ」ゲーム内のオリジナルキャラクターでインディアン風の少年ですが、成長させれば最強のキャラクターになります。終盤での登場が残念。

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この記事を書いた人

三国志、ファミコン、昭和大好きのレトロゲーマーです。

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